大抵の教師や親は、努力が大事だと教えます。
幼い頃から繰り返し刷り込まれた結果、「努力することは当たり前だ」と、信じ込みが出来上がります。
努力できなかったら、「努力できない、こんな自分はダメなんだ」と、自己嫌悪に陥ることもあります。
物語、漫画、アニメなどで、売れる作品の三原則としてあげられているのが、「友情、努力、勝利」です。
弱かった主人公が、友達の助けを受けたり協力したりして、最後に勝利を掴み取るという流れの作品を、いくつも思い浮かべることができるでしょう。
多くの人が、「友達は良いものだ。」、「努力することは良いことだ。」、「成功することは良いことだ。」と信じ込んでいるから、この三つが上手く掛け合わされている作品が売れるのです。
さて、ここでは前回の続きとして、努力について取り上げます。
あなたは、一所懸命努力して成し遂げたことがありますか。
小さなことから数えると、いくつもあるでしょう。
しかし、大きな成功に至る努力の過程では、多くの犠牲があったはずです。
これぞと決めたことを達成するために、それ以外のあらゆるものを犠牲にして、頑張ったことはありませんか。
それを得るために、得られなかった多くのものに、未練は残っていませんか。
大きなものを努力で獲得するためには、大きな犠牲がついて回ります。
「失ったものがあまりに大きくて、成功を素直に喜べない。」なんてことなら、何のために頑張ったか分かりません。
今まで努力によって得たものと、そのために犠牲にしたものを思い出してください。
時代は、変わります。
風の時代では、閃きに従って行動することで、何も犠牲にすることなく成功に至ります。
「何かを達成するためには、努力することが必要だ。」との信じ込みを、書き換えましょう。
幸せになるために、何かを犠牲にする必要はありません。
努力や成功に対する信じ込みを、「何もかも、全部勝手にうまくいく。」に書き換えましょう。
あなたは、楽して幸せになって、いいんです。