六度万行、5日目は精進です。
精進は仏道修行に励むことですが、一般に、努力と同じような意味で使われています。
努力している人は賞賛されます。
「あの人は努力家だ」は、褒め言葉です。
頑張って、頑張って、成長して、成果をあげるのは、一つの理想形です。
漫画雑誌の編集長が挙げていた、売れる作品の三原則が「友情、努力、勝利」です。
漫画でも、映画でも、この三つが盛り込まれているとヒットするそうです。
ジャッキー・チェンをスターダムにのし上げた酔拳も、そうでした。
私は、映画館で蛇拳、酔拳、笑拳の三本立てを観たことがあります。
三本とも、主人公が痛い目に遭わされ、師匠に出会って腕を磨き、宿敵を倒す物語です。
物語の流れだけでなく、出演している俳優も同じで、作品によって敵だったり、味方だったり。
それでも、三本とも、とても面白かった記憶があります。
人は、頑張って成功するのが、好きなんですね。
さて、頑張るとか、地道な努力とかで成功するのは、土の時代のことでした。
努力してスキルを身につけたら成功できたのです。
風の時代となった今、スキルを身につけるだけでは成功できません。
スキルがあるのは当たり前。
その上で、流れを読む力が要求されます。
正しい情報を得、洞察する力です。
スキルや知識などは、習慣化することで身につけて、持っているエネルギーは洞察のために使います。
それが、風の時代です。
荒魂から奇魂の時代になった、ということです。
あなたは、奇魂を磨いてますか。