人は信じ込みに従って行動します。
例えば、目立つことについて。
「目立つことは良いことだ。」と信じている人と、「目立つことは悪いことだ。」と信じている人とでは、真逆の行動になります。
目立つことは良いことだと信じている人は、積極的に行動し、多くの人と交流し、沢山の体験をするでしょう。
楽しいことが沢山ある代わりに、辛いことや取り返しのつかないことも経験するでしょう。
目立つことは悪いことだと信じている人は、消極的で、人との交流も控えめです。
楽しいことは少ないけれど、大きな失敗の可能性も小さくなります。
前者のように生きたいと思う人が多いでしょう。
しかし、後者のような信じ込みがある人は、積極的に行動しようとすると無理があります。
信じ込みに反した行動は大きなストレスを感じますし、失敗した時の後悔が大きいものになります。
信じ込みは、躾や教育、過去の経験によって作られたものです。
後天的に脳内に作られた思考回路の結果です。
そこで、この回路を組み替えれば、信じ込みは書き換わります。
あなたが持っている否定的な信じ込みを一つづつ、書き換えていきましょう。
まず、その信じ込みの原因となった物事を探ってください。
人前で恥を書いたのか、親にこっぴどく叱られたのか、担任の先生が口癖のように言っていた言葉なのか・・・。
原因が判れば、記憶を書き換えます。
別の物語を創造するのです。
書き換えたい内容の物語を創って、繰り返し妄想していると、そちらが真実に感じるようになります。
根気良く続けてください。
友人と昔の話をしていたとき、互いの記憶が違っていた経験はありませんか。
記憶は、勝手に書き換わることがある。
そして、過去は変えられませんが、記憶は変えることができます。
都合の良いように記憶を改竄して、人生を良きものにしていきましょう。