運が良くなりたい、開運したい、という人は大勢いますが、「運がいい」とは、どのようなことでしょうか。
日本は、広島と長崎の2度、原爆を投下されました。
その被害にあった人は、運が悪かったと言えるでしょう。
原爆投下に、2度とも遭遇した人が9人います。
ちなみに、両方で残留放射能を浴びた二重被爆者は165人です。
さて、この9人のうち、最初に直接二重被爆者と認定された山口疆 ( やまぐちつとむ ) さんは、29歳の時に被爆しました。
後遺障害に苦しみながら、93歳まで長生きされました。
彼は、運が良かったのでしょうか、悪かったのでしょうか。
長崎の造船所で働いていた山口さんは、出張先の広島で原爆に遭遇して、大怪我を負いました。
そして、家族に会うために長崎に戻って、再び、原爆に遭遇したのです。
一度でも運が悪いのに、2度も遭うなんて、よっぽど運が悪い人なのでしょうか。
それとも、2度も原爆に遭ったのに、死ぬこともなく、93歳の長寿を全うできたのだから、よっぽど運がいい人なのでしょうか。
側から見たら、どちらとも取れます。
原爆に遭うなんて、なんて不幸なんだと思うこともできます。
一度に何万人も死ぬような原爆に二度も遭ったのに、家族と再会できて、長生きできたから幸福だったとも思えるでしょう。
結局、運が良かったのか悪かったのかは、本人が決めることです。
あなたが、「自分は運のいい人間だ。」と決めれば、運のいい人です。
運が悪いと信じ込んでいたら、運の悪い人です。
自分の信じ込みの通りに世界が作られていきますから、運がいいと信じ込んでいる人は、運がいいと思えることばかりが起こります。
あなたは、どうですか。
運がいいと思えることばかりが起きていますか。
それとも、ツイてないなぁと、思うことばかりが続いていますか。
運の悪い方は、神仏やスピリチュアルな技、オカルトなどに頼る前に、信じ込みを改善しましょう。