困ったときだけじゃない神頼み

神社参拝だけでなく、スピリチュアルな分野も使って開運する方法を紹介しています。

彼岸5日目

 明日の六波羅蜜は、「精進」 です。

 

精進とは、精進努力と言いますが、頑張ることです。

 

目標に向けて、一所懸命頑張る修行です。

 

日本人は努力が好きですから、ことさら強調することもないのかもしれません。

 

問題は、努力が目的となってしまっていることが多い、ということです。

 

努力は、あくまでも手段です。

 

努力が目的となってしまうと、努力している自分に酔ってしまいます。

 

「手段が目的になることを、趣味と言う」 そうですが、まさに、趣味で努力しているわけです。

 

「間張っているオレって、凄いよね。」、「努力している私って、素晴らしい。」 と。

 

そこまで行かなくても、努力しているだけで満足してしまいます。

 

起業を目指している人は、大量の本を読んだり、セミナーに行ったりと、沢山勉強するのは当然です。

 

しかし、勉強するだけで満足して、なかなか起業しません。

 

これでは、何のための努力なのか、分かりません。

 

私の場合、幼い頃から努力することを誉められてきて、努力することが当たり前のようになってしまっていました。

 

真面目に取り組んで、一切手抜きが出来なくなって、多方面に支障が出るようになってしまいました。

 

そこで、努力しない、と決心したわけですが、これが難しいのです。

 

気がつけば、努力しないように努力している自分がいるのですね。

 

中途半端な努力が身についてしまっているので、こうなってしまうのだと、判断しました。

 

弘法大師空海の著書「三教指帰」 を読んで、まだまだ甘かったと、反省したのです。

 

発狂する一歩手前くらいまで頑張り抜かないと、本当の努力とは言えません。

 

誰にでもできる事ではないので、お勧めはしませんが。

 

大事なのは、努力の方向です。

 

目的を達成するために、努力はあるべきです。

 

そして、努力することと、達成することは別物です。