ホーキング博士の分類によると、「理性」 の上は「愛」 のレベルです。
この時の感情は、「尊敬」 です。
慈悲ではなく、尊敬を持って受け入れるわけです。
その上は、「悦び」 です。
あらゆる物事を悦びとして受け入れますから、心は平穏です。
過去を悔やむことも、未来を心配することもありません。
悲惨な出来事に遭遇しても、傍から見るほどショックを受けていません。
むしろそこから何かを学び取り、魂の糧としています。
さらに上にあるのが、「ピース」 です。
心は、常に至福で満たされています。
そして、最上位にあるのが「悟り」 です。
感情は、「言語を超えたもの」 とされています。
私には、想像も出来ない世界ですね。
私は、まだ、「愛」 のレベルに至っていないと自覚しているので、ここから上は、解説しても受け売りになってしまいます。
そのレベルになったと実感したら、きちんと解説しようと思います。
さて、意識のレベルは、上下します。
1日のうちでも、嬉しいことがあれば上がるし、嫌なことがあれば下がります。
ただ、良いことも悪いことも、それは単なる現象であると心が納得すれば、上下振動は少なくなります。
その出来事が良いことか悪いことか、自分で意味づけしているだけです。
他人が誹謗中傷しても、自分の価値には、何の影響もありません。
その誹謗中傷を見聞きして、否定的な意味づけをするから、落ち込むのです。
相手が知人であれ、赤の他人であれ、ただ、その現象が起きているだけのことです。
辛い目に遭った時、実験的にプラスの意味づけをしてみたり、最悪の意味づけをしてみたりして、自分の反応を見てみましょう。
何かしら、得るものがありますよ。
敵対するものに対して、必要ならば、現実的な対応は、して下さい。
降りかかる火の粉は、払わなければなりません。
その場合、処置をするだけのことであり、怒りや憎しみを抱かないようにしましょう。
復讐ではなく、ただ、処置をするだけです。
そのためには、「何のために、これが起きているのか」 を考えます。
何かある度に、この考えをする癖を付ければ、「理性」 のレベルに早く到達できますよ。
ここまで来ると、世の中が違って見えるはずです。