占い師は、玉石混淆です。
中でも手軽に開業できる手相占いには、気を付けて下さい。
手相占いには、東洋式と西洋式の2種類があります。
一般に「手相占い」 として認知されているのは、西洋式です。
数千年前の古代インドからあるそうですから、信頼できる占いの一つではあります。
問題は、占い師です。
30分で5千円とか、1万円とか高額の鑑定料を支払って受ける人は、真剣です。
悩み事が深刻であるが故に、内容を自ら話してしまいます。
占い師側としては、軽い誘導尋問みたいなことをするだけで、相手は勝手に悩みを打ち明けますから、楽なものです。
それに、若い女性なら恋愛、中年女性なら離婚か借金、中年男性なら転職など、だいたいの傾向がありますから、引き出すのは楽なものです。
客の立場としては、でたらめを言って占い師を試すのもアリでしょう。
その場合、相手が「本物」 なら、真実を見抜いて気を悪くするかもしれません。
そこで、最初は何も言わずに両手の平を見せることを、お勧めします。
30分の鑑定なら、最初の5分か10分は無言でいましょう。
それで、あなたの過去と現在を言い当てたなら、その占い師は本物です。
やたら話しかけて、悩みを聞き出そうとするようだったら、二流、三流、あるいは偽物・詐欺の類です。
代金分の元を取ろうなんて、考えてはいけません。
相手に、鑑定能力なんてありません。
さっさと、立ち去りましょう。
時間の無駄だけでなく、新興宗教の団体に勧誘されたり、オカルトグッズを売りつけられたりしかねませんから。