明日三月五日は、二十四節季の第3「啓蟄 ( けいちつ ) 」 です。
明日1日を指す場合と、春分までの約2週間を指す場合があります。
明日1日だけを指すことが、多いようです。
啓蟄は、冬籠りの虫が這い出るという意味ですから、春の到来を意味します。
七十二侯は
初候・・・蟄虫啓戸 ( ちっちゅう こを ひらく ) : 冬籠りの虫が出てくる。
次候・・・桃始笑 ( もも はじめて わらう ) : 桃の花が咲き始める。
末候・・・菜虫化蝶 ( なむし ちょうと けす ) : 青虫が羽化してモンシロチョウになる。
日が長くなり、暖かくなり、心がうきうきしてきます。
ところが、明日は八専始めです。
八専とは、十干十二支の組み合わせで、壬子 ( みずのえね ) から癸亥 ( みずのとい ) の日までの12日間を指し、何事もうまくいかない期間とされています。
12日なのに、なぜ八か。
じつは、この期間の内、間日と呼ばれる日が4日あるからです。
土用の間日と、同じです。
二日目、五日目、七日目、11日目が、間日に当たります。
八専の期間に何か始めるなら、間日を選んでください。
なお、十干十二支の組み合わせは60通りありますから、八専は年に六回あることになります。
開運したい方は、こういうものにも、拘ってください。
古来から残っているものは、意味があるからです。
単なる迷信なら、何世代も残りません。