神社に参拝したときに、お札や御守りを授かってくることがあります。
まず、お札について。
神棚がある場合は、神棚にお祀りします。
ない場合は、箪笥の上でも構いませんが、必ず目より高い位置にお祀りしてください。
神棚が広い場合、神宮大麻を中央に、産土神社のお札は向かって右側に、崇敬する神社のお札は向かって左側に祀ります。
狭い場合、一番前に神宮大麻、後ろに産土神社、崇敬する神社の順に重ねます。
お札の効果は一年とされています。
神宮大麻は、年末に新しいものと交換します。
旅行や出張の時に立ち寄った遠くの神社のお札なら、記念に残しておきたいと思われるかもしれません。
絶対に一年で交換しなければならない、という掟はありませんから、祀り続けても構いません。
しかし、あまり長い期間が経つと、黄ばんできて見た目もよろしくありません。
その頃には御神氣も抜けているでしょうから、近くの神社に納めましょう。
御守りに関しても、同様です。
通常は一年ですが、滅多に手に入らなレアな御守りなら、大切に、何年でも所有してください。
もう一度言いますが、神道に掟はありません。
ましてや「賞味期限」なんてものは、ありません。
神様に対する真心で、お札や御守りの扱いを決めてください。
神社で授かる、その他の開運グッズも、同じです。
お札や御守りは、授かった神社に感謝を込めて納めるのが、正しいやり方です。
しかし、遠くの神社のものなら、近くの神社でも構いません。
参拝して、少し多めのお賽銭を上げて、よくお祈りしましょう。
なお、神社で授かったお札や御守りは神社に、お寺で授かったものはお寺に納めましょう。
それが、神仏に対する礼儀です。