人生を川に例えると、あなたはゴールを川上に設定しますか、川下に設定しますか。
上る、上昇する、向上する、のような「上」を使った言葉はプラスのイメージがあります。
逆に、下る、下降する、低下する、のような「下」を使った言葉はマイナスに感じます。
上京はいいイメージですが、下野は悪いイメージです。
人生を、「河口から始まって川を遡っていき、最後は水源地、或いは山頂に到達する」とイメージすると、ワクワクしてきますね。
常に上を目指しているのです。
ゴールに着くと、達成感がありそうです。
やるぞという気持ちが湧き上がってきませんか。
ただし、川を遡るのは流れに逆らうのですから、とても厳しい道のりになります。
気を抜いたら、押し流されてしまいます。
ゴールに到達するまで、休みなく、苦しみの連続です。
では人生を「水源地、或いは山頂から始まって、川を下っていく」とするとどうでしょう。
ゴールは大海原です。
なんだか、ロマンがありますね。
こちらは、川の流れに乗っていきますから、すいすいと楽に進めます。
流れに身を委ねるだけでなく、自分でも推進力を発揮したら、上っている人の何倍ものスピードで、ゴールに向かって進むことができます。
勘違いしないでいただきたいのですが、これは、人に流される、世の中に流される、無気力、といったものではありません。
あくまでも自らの意志でゴールを設定して、到達するまでの心の持ち方を例えたものです。
他人や世間に逆らわない生き方、というものではありません。
さて、川上へ向かうか、川下へ向かうか、あなたは、どちらの人生をイメージしますか。
流れに乗って大海原に出ていく方が、楽しそうですが。
これは、どちらが正しいというものではありません。
強くイメージすれば、選んだ方の人生を歩めます。
強くイメージすることは、そうなるように脳に命令しているのです。
脳は、それに合った現実を作り始めます。
強い想像力、イメージ力を発揮して、思い通りの人生にしてください。