「とほかみえみため」は、平安時代には、すでに宮中で用いられていました。
「三種太祓 ( みくさのおほはらい ) 」のうちの、天津祓が「とほかみえみため」です。
ちなみに、あと二つは国津祓と蒼生祓 ( あおひとくさのはらひ ) というものです。
蒼生祓は、「はらひたまひきよめてたまふ」です。
「て」が入ることで、すでに清められたという宣言になります。
それはともかくとして。
「とほかみえみため」は、現代の霊能者や、スピリチュアルの先生が発明したものではなく、古来のものです。
時の試練を超えて残ってきたものですから、単なる「まじない」ではありません。
効き目があるからこそ、1000年以上も使い続けられてきているのです。
私たちも、ことあるごとに使いましょう。
口癖のように、ぶつぶつ呟いてみましょう。
感情を込めることも、意味を考えることも、必要ありません。
他のことを考えながら、口先だけで「とほかみえみため」と発音していても良いのです。
簡単、便利、お手軽で、今の時代にマッチしています。
「唱える」となると、なんだか大層ですから、「口ずさむ」で良いでしょう。
いつでもどこでも「とほかみえみため」を繰り返して、自分と周囲を祓い清めましょう。
さらに、血脈の御先祖様にも効果が行き渡りますから、あなた自身の開運にもつながります。
職場などで口ずさめない時は、心の中で思うだけても構いません。
また、初音ミクパージョンを「無音」で流してみてください。
無音でも、効果があるみたいです。