世界では、紛争や食糧危機が絶えません。
あなたは、自分が幸せでないのに、他人の幸せを祈ることができますか。
子供や孫が命の危機にあるとき、「この身はどうなっても構いません、どうぞ、この子をお救いください」と、祈ることはできます。
自分の子供や孫は、自らの命よりも大切な存在ですから。
それが赤の他人なら、そこまで祈らないでしょう。
それ以前に、自分の命と引き換えにしても助けて欲しい、などというようなことは、滅多にありません。
さて、「神社で祈るときは、広く、大きく祈りましょう」と、よく言われます。
私も、まず、日本国の平和と発展、日本の国民の幸せを祈ります。
個人的な願い事は最後です。
大きく祈っているうちに、自身のちっぽけな願いなどどうでも良くなることもあります。
それは、現在、それなりに幸せな日々を過ごせているからです。
これが、明日の命も分からない状態だったり、精神的にとことん追い込まれていたり、大切な人が死の淵にいたりしたら、そうはいきません。
極端な話、歯が痛い時に、日本の平和を祈れますか。
そんなことより、この歯の痛みをどうかしてくれっ、て話です。
借金の返済期日が迫っているのにお金が無い、というときに、赤の他人ま幸せが祈れますか。
できないでしょう。
ですから、まずは、自分が幸せになることです。
自分を幸せにするために、全力で取り組んでください。
自己犠牲は、要りません。
全力で、あなた自身を幸せにしてください。
世界平和など、それからです。