苦痛は御魂を傷つけますから、なるべく避けるようにしましょう。
私たちは、苦しむために生まれてきたのではありません。
前世の刧があって、それは贖わなくてはなりませんが、そのことが生きる目的ではありません。
今、辛い環境であり、抜け出したいのに抜け出せない場合、「何のために自分はその環境を用意したのか」、知性を使って考えましょう。
あなたが今いる環境や立場は、あなたの脳が作り出したものです。
言い方を変えれば、潜在意識が望んでいたことが実現しているわけです。
顕在意識で不本意だと感じているなら、知性で考えてください。
何のために、潜在意識はそれを望んでいたのか。
辛い出来事が起きた時も、同じ様に対処します。
「何のために、これを引き寄せたのか」を、知性で考えます。
全て「なぜ」ではなく、「何のために」です。
「なぜ」は、意識が過去に向いていますから、問題の解決にはなりません。
「何のために」は、未来に向かっています。
私たちが変えられるのは、今だけです。
今の積み重ねが、未来です。
「辛い」、「苦しい」と感情に流されないで、客観的に出来事を分析します。
そして、自分なりに答えを出します。
感情で苦しみを味わい続けるのは、御魂を傷つけることになり、神道における罪になります。
「何のために」を考えてください。
知性を使って目的が分かれば、卒業です。
無理をして、その目的を達成しなくても構いません。
頑張らないで、逃げ出しましょう。
逃げたって、いいのです。
それで、他の人が損害を被るかもしれませんが、氣にする必要はありません。
「その人の刧を晴らしてやったのだ」くらいの氣持ちで、いいのです。
辛いことより、楽しいことを選んでください。
「どっちが正しいかよりも、どっちが楽しいかで選ぶ方が幸せになれる」と、斎藤一人さんが、おっしゃっています。
正義なんて、時代や国や立場で変わります。
でも、楽しいことは変わりません。
楽しさは、普遍の真理です。
今からすべの選択を、楽しいかどうかで行ってください。
それが、幸せへの近道です。