「自分に厳しく、人に優しい」人であるべきだ、と言われます。
現実に、そういう人は存在します。
自分自身に一切の甘えを許さない人です。
素晴らしい人に思えますが、自分に厳しい人は自分に満足していない、といえます。
自分に厳しく、自分を苛めることに快感を覚える人は、それでいいでしょう。
それが楽しいのなら、苛め抜いてください。
そうではなく、「そうあるべきだ」との考えから、自分に厳しくしている方は、もう、十分ですよ。
自分を優しく労ってあげてください。
義務感から自分に厳しい人は、甘えている他人を赦せません。
「他人に優しくするべきだ」と、態度では赦しても、心では赦しません。
義務的に、形だけ赦しているので、ストレスが溜まり、やがて爆発してしまいます。
自分に優しい人は、他人にも優しくできます。
形だけでなく、心から優しくできます。
優しくされた相手はいい気分になるし、優しくした自分もいい気分です。
また、自分に厳しい人は、心の底に罪悪感があるのかもしれません。
記憶の奥底に封印してしまっている、何か、後悔するような出来事がありませんか。
親、兄弟姉妹、親友など大切な人を傷つけてしまった、忌まわしい出来事です。
それを洗い出して、理性で分析します。
「何のために」を考え、自分なりの答えを導き出してください。
過去は変えられません。
自分を赦しましょう。
もうこれ以上、自分に罰を与える必要はありません。
今まで厳しかった分、これからは、自分を甘やかせてあげましょう。
大甘、激甘に感じるくらいが、側から見たら、正常です。