明日2月8日は針供養です。
使わなくなった縫い針を、蒟蒻や豆腐に刺して、神社や寺で供養してもらいます。
ものを大切にする人は、愛用しているものに魂が宿ると感じています。
車や万年筆などに名前をつける人が、いるでしょう。
時に、話しかけたりもします。
長年、一緒に過ごしていると、もはや家族と同然です。
壊れても、なかなか捨てられません。
そこまで思い入れが無い人でも、長年使っていたものは、あっさり捨てにくいでしょう。
そういうものです。
針供養は、長い間働いてくれた感謝の気持ちを表すものです。
ゴミとして捨てるのではなく、送り出す感じです。
近頃は断捨離が流行っていて、何でもかんでも捨てましょう、みたいな風潮です。
それに乗っかって、思い出の品物まで捨ててしまって後悔した、なんて事ありませんか。
3年間使ってなかったものは捨てるとか、ワクワクしないものは捨てるとか、ありますが、捨てるときは慎重にありたいものです。
幸運の時に手に入れたものは幸運の氣が宿っていますから、捨てると運氣も去ってしまいます。
逆に、衰運期に手に入れたものは衰運の氣が宿っていますから、多少の愛着があっても、捨てた方がいいでしょう。
「捨てる」を「手放す」「送り出す」「卒業する」と言い換えれば、捨てやすくなります。
運の悪かった時に手に入れたものは、捨ててください。
捨てにくいときは、線香を焚いたり、塩や酒で清めたりして「供養」してから、送り出しましょう。
そうすると、氣持ちが楽ですよ。