般若心経は、多くの宗派で採用され、しかも短いので、覚えている人も多いお経です。
これを、死者を成仏させる呪文と勘違いして、仏壇やお墓で唱える人が沢山います。
ところが、お経は呪文ではありません。
お経は釈迦の言行録だったり、説法の様子を文字にしたものです。
現代風に言うと、セミナーの文字起こしです。
それを、サンスクリット語の音にに漢字を当てはめ、しかも現代の日本語の発音で読み上げたところで、成仏させるような霊力が発揮されるとは思えません。
また、聞いている霊が、内容を理解するとも思えません。
ただ、般若心経をリズム良く唱えると、霊には心地よいものかもしれません。
もしそうなら、墓地に浮遊している霊達が寄ってくるでしょう。
そして、唱えてくれる人に取り憑きます。
たくさんの低級霊に取り憑かれるわけですから、不幸になるに決まっています。
いやですよね。
お墓でお経を唱えるのは、控えましょう。
どうしても唱えたいのなら、般若心経のラスト「ぎゃーてー、ぎゃーてー、・・・ぼうじそわか」だけが良いと思います。
なぜならこの部分は、その直前に解説されているように、最強の呪文だからです。
唱えれば唱えるほど、運が良くなっていくはずです。