明日は雑節の一つ、「社日 ( しゃにち ) 」です。
年に2回あって、春の社日を春社、秋の社日を秋社とも言います。
社日は、産土神に感謝を捧げる日です。
産土神は、一生を司ってくださる神様、守り導いてくださる神様です。
産土神ではなく氏神様という方が馴染みのある人もいるでしょう。
産土神社と氏神様は、かつては区別していましたが、中世の頃から曖昧になり、今では同じ意味に使われることの方が多いようです。
ただし、母親が里帰り出産した場合、実家の近くの神社になるわけではありません。
また、生まれた病院の近くの神社でもありません。
御魂が宿った時から住んでいる場所の神様です。
出生地ではなく、出身地の神社です。
進学、就職、結婚、転勤などで遠くに引っ越したとしても、産土神は変わりません。
さて、出身地の近くに複数の神社が建っていることもあります。
その場合、神社庁に問い合わせると、産土神社を教えてくれるそうです。
問い合わせた人によると、いわゆる「お役所仕事」で、無愛想・不親切な対応をされたとのことです。
不愉快な対応をされたとしても、相手は、自分の鏡です。
それはともかくとして、近くに複数の神社があるなら、全部、お参りするといいでしょう。
お参りすればするだけ、御神徳が授かり、運が良くなるのですから。
それに、社日ということで、神様もその氣でお待ちになっていることでしょう。
明日も、良き1日をお過ごしください。