どのような氣持ちでこの世を去るかで、あの世の行き場が決まると言われています。
明るく軽い氣持ちだったら、明るく軽い場所、つまり天国や極楽と言われる良いところへ行きます。
暗くて重い氣持ちだったら、暗く重い場所、地獄とまでもいかなくても、低レベルの場所です。
暗くて重い氣持ちの筆頭は、後悔でしょう。
臨終前の高齢者へのアンケートでは、やらなかったことへの後悔が一番多かった、とのことです。
もっとチャレンジすればよかったと。
逆に、してしまったことの後悔もあるでしょう。
それは人を殺めてしまった、大切な人を苦しめてしまったなど、人間関係の後悔が多いようです。
あなたは、後悔していることがありますか。
してしまったことは、今更、どうすることもできません。
過去は変えられませんから。
それが他人を苦しめたことならば、償える範囲で償うしかないでしょう。
償えたら、少しばかり後悔の度合いが小さくなります。
チャレンジしなかったことへの後悔なら、今からでも遅くはありません。
チャレンジしましょう。
成功するかしないかは、どうでもいいのです。
高齢者へのアンケートでも、成功しなかったこと、失敗したことの後悔は、微々たるものでした。
それよりも、やらなかったことの後悔が、はるかに大きいようです。
この世を去る時、歯軋りしながらなんて、嫌ですよね。
笑って逝きたいものです。
私の祖母の妹さんは、高齢で亡くなりました。
臨終の日、駆けつけた身内に、ずっと「ありがとう、ありがとう。」と言い続けていました。
息子さんが「長生きして、よかったなぁ。米寿のお祝いもできたし。」と話しかけると、一筋、涙を流して、静かに息を引き取りました。
まるで映画のシーンみたいでした。
あのように、感謝の氣持ちで旅立てば、最高の場所に行けるでしょう。
感謝の念は、想念の最も高いレベルですから。
あなたは、感謝していますか。
本当の終活は、財産の整理ではなく、心の整理です。
後悔を減らし、感謝を増やす日々を、お過ごしください。
さあ明日から、チャレンジし続けましょう。