他人の幸せを願って潜在意識を活用するのは、やめておいた方が賢明です。
私はかつて、それで失敗したことがあります。
当時40代独身の知人のことです。
彼に完全に合う相応しい配偶者を、潜在意識に発注しました。
しばらくして、彼の元に一人の女性が現れました。
彼は彼女にぞっこんで、やがて結婚しました。
ところが、相手はとんでもない女性だったのです。
詳しくは書きませんが、同居している彼の母親は体調を崩し、父親はクレジットカードを勝手に使われて、とても怒っていました。
家庭を引っ掻き回した末に、彼女は去っていきました。
両親は「やれやれ」といった感じでしたが、彼女に去られたことで彼はとても傷心していました。
私は、反省して後悔するしかありませんでした。
他者の幸せを祈るなら、神様に限ります。
神様なら、周囲も皆しあわせになれる相手を用意してくださるでしょう。
潜在意識は、そうはいきません。
潜在意識には、善悪正邪の区別がありません。
入ったことは、遅かれ早かれ実現するのです。
自分のことなら責任を持てますが、他人の責任は持てないでしょう。
自分が潜在意識を活用したことで他人が不幸になったら、大きな刧を積むことになります。
新月や満月の祈りでも、日々の瞑想でも、アファメーションやインカンテーションでも、潜在意識の活用は、自分のことだけにしてください。