本当の自分を知るために、ディーパック・チョプラ博士が挙げられている方法の三つ目は、「判断しない」ことです。
私たちは、いつも、何かの判断をしています。
正しいか、間違っているか。
良いことか、悪いことか。
やるべきか、やめるべきか。
今やるか、後にするか。
ほとんど一日中、判断に追われているのではありませんか。
博士は、判断は心に荒波を起こし、その結果、純粋意識に届かないと言っています。
顕在意識を使っての判断は、その基準が、現在の法律や道徳、学んできたこと、生活環境など、外的要因に基づくものです。
その判断は、本当の自分である潜在意識が望んでいないことかもしれません。
そこで、「判断しない」ことが大切になります。
博士は「今日、私は起きることを何一つ判断しません」と、宣言することを勧めています。
一日中実践することが無理なら、2時間でも、1時間でもいいので、宣言すると良いそうです。
そして、何か判断していることに氣付いたら、宣言を思い出すのです。
慣れるに従って、時間を伸ばしていきます。
私も実践していますが、一日中、何も判断しないで暮らすところまでいきません。
信号が赤なら止まるとか、食後に歯磨きするとか、習慣になっているものは自動的です。
「判断しない」と宣言していても、これは潜在意識が判断してくれます。
ですから安心して、試してください。