自分の本質を知ることは、この世に生まれてきた目的を知ることです。
生まれる前に決めてきた命の使い方、天命を知ることです。
そのための方法として、ディーパップ・チョプラ博士は「沈黙」、「瞑想」、「判断しない」の三つを挙げられています。
瞑想について。
Googleなどの有名な企業、しかも技術の最先端を行っているIT企業が瞑想を取り入れていることから、世間で瞑想というものに抵抗がなくなりつつあります。
私は、かつて超越瞑想 ( TM ) を実習していましたが、その頃は「何か変な宗教でもやっているのか。」、みたいなことを言われました。
瞑想 = 胡散臭いもの、でした。
今でも、頭の古い人は、そう感じるでしょう。
それはともかくとして、自分自身を知るために瞑想は必要です。
瞑想には、様々な方法がありますが、初めは簡単にやるのが良いでしょう。
まず、静かな場所で楽に座ります。
床でも、椅子でも構いません。
ベルトやネクタイなど、身体を締め付けているものは緩めてください。
目を閉じで、呼吸に集中します。
それが苦手な方は、聞こえてくる音、例えば、時計の秒針が刻む音、エアコンの音、鳥のさえずり、虫の鳴き声、などに集中してください。
しばらくすると、雑念が湧いてきます。
集中しているつもりが、いつの間にか、「今夜は何を食べよう」とか「掃除しなくちゃ」とか、次から次へと湧いてきます。
雑念に囚われていることに気づいたら、集中に戻ります。
集中できないから瞑想がうまくいかない、と思わないでください。
湧いてくる雑念は、布団を叩いた時に舞い上がる埃みたいなものです。
どんどん出してしまえば、やがて、収まっていきます。
「沈黙」の時と同じです。
瞑想の時は、やがて「静寂」といえるものを感じることができます。
心に、何のさざなみも立っていない、完全な静けさです。
そこは、思考が発生する場所です。
海の底から泡が出ているのをイメージすると、わかりやすいでしょう。
チョプラ博士は、朝と夕方に30分ずつ瞑想することを勧めています。
私は、1日2回のTMシディプログラムを、約2時間ずつやっていました。
あまりに長すぎるので、今はそのプログラムは行っていません。
興味のある方は、習ってください。
最初の超越瞑想は、1日2回、20分ずつですから、時間を捻出することはできるでしょう。
方法はともかく、静寂を経験してください。