ただ我武者羅に頑張る時代は終わりました。
これからは、ふとした感覚、閃きなどを大切にして、それに従って行動すれば成功しやすい時代です。
この、閃きを得るために必要なのが、静かな時間です。
ディーパック・チョプラ博士が、「富をもたらす7つの法則」の中で最初に挙げられているのが、静かな時間を持つことです。
静かな時間を持つことで、自分の本質を知るのです。
普段、私たちは意識を外に向けています。
それで、あれが欲しい、これが欲しいと、心が動きます。
また、他者の目、他人からの評価が氣になります。
その状態では、本当の望み、この世に生まれる前に決めてきた生き方が、分かりません。
そこで、外の情報を遮断する時間を設けるのです。
チョプラ博士は、その方法として「沈黙」、「瞑想」、「判断しない」を挙げています。
「沈黙」は、ただ黙っているだけでなくテレビを観たり、本を読んだり、音楽を聴いたりすることを離れることです。
博士は、毎日一定時間、沈黙を設けると良いと言っています。
2時間、あるいは1時間でもよく、慣れてくれば、1日、2日、さらに1週間くらい沈黙の体験をすると良いとのことです。
インド出身の博士ですので、我々とは時間に対する感覚が違うのかもしれませんね。
日本人でも、やろうと意志すれば、できますが。
さて、沈黙を始めると、黙っている代わりに、脳内対話が激しくなります。
その内容は、どうでもいいことばかりです。
しかも、同じことを何度も繰り返しています。
そのうちに、脳は「無駄な対話だ」と判断して、静かになっていきます。
博士は、「純粋な可能性の場の静けさ」と言っています。
まずは、その体験をしてみましょう。
少しでも時間をとって、外部からの刺激をシャットダウンし、沈黙を体験してください。
得られるものがあるはずです。