ここでいうところの正月の準備とは、しめ縄や門松、神棚にお祭りする神宮大麻など、神様ごとに関するものです。
「天照皇大神宮」と書かれています。
伊勢神宮はもちろん、一宮クラスの神社なら全国どこの神社でも授かることができます。
また、産土神社の氏子で氏子会費を収めていたら、年末に氏子総代が配ってくれます。
このお札を神棚の中央、あるいはお札の最前列にお祀りして、「神様と共に新年を迎える」のです。
さて、神祀りを28日までに終えるのは、29日は「9 = 苦」が付く、あるいは「二重苦」なので縁起が悪いというのが一つ。
31日に祀ると一夜飾りとなり、これは葬儀の場合と同じになって、やはり縁起が悪いのです。
30日に祀るのは差し支えありません。
しかし、落ち着いて、真心込めてお祀りすることができないかもしれません。
28日までは仕事があって、思うようにならないなら、30日にお祀りしてください。
もちろん、29日や31日にお祀りすると縁起が悪いというのは、迷信です。
「そんなの迷信だ。それで悪いことが起きるわけがない。」と心から信じている方は、大丈夫です。
ただし、口ではそう言いながら、心では「縁起が悪いかもしれない。」と信じていると、信じた通りになってしまいそうです。
僅かでも心配なら、28日までか30日にお祀りしましょう。
そして、何の心配もなく、清々しく、ワクワクしながら、新しい年を迎えましょう。