人は誰でも、前世の徳と劫を持って生まれてきます。
この世的な表現では、貯金と借金、ですね。
ただ、持って生まれた貯金をそのまま借金返済に使えない、というところで、この世の修行があります。
徳分は、健康であったり、良い家庭環境であったり、良き師との出会いであったりします。
普通は、徳分を消費しつつ劫を解消していき、60歳の還暦で前世の清算が終わるようです。
それ以降の人生は、それまで積んできた徳と劫次第です。
さて、60歳までの間、流れに任せるだけでなく、神社参拝や吉方位旅行で開運したとしましょう。
これは、金運シリーズでも書きましたが、徳の貯金を下ろしたようなものです。
開運して幸せを満喫するのは良いことですが、それだけで終わってはいけません。
徳が減っているのですから。
開運したということは、徳分が、現金に換わった、健康になった、人間関係が改善した、子供が授かった、試験に合格した・・・。
と、幸せのランクアップをしたのです。
徳を積みやすい状態になった訳ですから、頑張って徳を積みましょう。
金運がついたなら、一部は自分の向上のための投資に、一部は寄付や募金に使います。
健康になったら、行ったことのない所に行ったり、やったことのないことをやる。
「初体験は、全てに優先する」を実践しましょう。
人に親切にするのも、良いですね。
子供が授かったら、その子を立派に成人させることが、大きな徳積みになります。
いずれにせよ、開運したら、行動しやすくなりますから、人生の一部を積極的に徳積みのために使いましょう。
でないと、劫だけが残った辛い人生になります。
たくさん徳を積めば、老後も来世も幸せになりますよ。