言葉の説明を続けましょう。
・「大人 ( たいじん ) を見るに利 ( よ ) ろし」 は、目上の人に相談して意見を聞きなさいということ。
立場が上ということよりも、賢明な人に意見を求めなさいということです。
・「咎 ( とが ) なし」 は、あなたに責任はないということ。
責任がないというだけであり、悪いことが起きないと断定しているわけではありません。
・「往くところ・・・」 は、先頭に立っていく時、出掛ける時を意味しています。
これに続く言葉に従いましょう。
さあ、自分のことを、沢山占ってみましょう。
初めのうちは、簡単なもの、結果に従って失敗しても損失の少ないものから占います。
例えば、スーパーに出掛ける前に、今夜のおかずを肉にするか魚にするか。
今度の休日は映画に行くが、どの映画が良いか。
みたいなことから始めて、精度を上げていきます。
占い、というより、潜在意識の声を聴くのが「易」 です。
正しく受け取れば、間違った答えはあり得ません。
ただ、抽象的な言葉から、具体的な意味を見いだす訓練が要ります。
占い結果と、現実に起きたことを比較検証していけば、精度が上がります。
ただし、他人に頼まれて占うのは、やめておくべきです。
他人の心無い一言が、折角開き始めた潜在意識の扉を閉じてしまいます。
世の中の人の殆どは、否定的な気分でいます。
「凄い、素晴らしい、最高だ」 なんてこと、滅多に耳にしません。
こっそり占ってあげて、よい方へ行くように、それとなくアドバイスするのはかまいません。
潜在意識は全てのことに通じていますから、誰のことであれ、答えを引き出すことが出来ます。
でも、先ずは自分から。
自分のために易を駆使して、自分が幸せになりましょう。
幸せになればなるほど、多くの人を助けることが出来るのです。