他人の不幸に、興味を持ちませんか。
それが、知り合いでなくても、全く関わり合いのない人でも。
事故や事件、災害のニュースは、興味深く見てしまいますよね。
同情する前に、興味を持つ、言い方を変えれば、面白がるのですよね。
これは、自然のことです。
人は、他人の不幸を目の当たりにすると、脳内にドーパミンが分泌されます。
ドーパミンは、快楽ホルモンです。
道徳や倫理観に関係なく、自然に分泌されるのです。
ですら、「他人の不幸は、蜜の味」 というのは、人間としての自然の反応です。
学問、教養、修行、躾で、どうなるものでもありません。
当たり前の反応ですから、他人の不幸に興味を持った自分を責めてはいけません。
自己嫌悪になる必要も、ありません。
苦しんでいる人を見て、嬉しくて嬉しくて仕方がない、なんてことはないでしょう。
中には、そんな人もいますけど。
憎い相手が不幸になったら、まあ、誰でも嬉しいものですが。
それはともかくとして。
ドーパミンが出ることで、苦しんでいる人に興味が向きます。
そこから、同情したり、助けてあげたりと、移っていくのです。
ドーパミンが出なければ、無関心のままですから、かえってよくありません。
苦しんでいる人に興味があるから、被災地へボランティア活動に行くのです。
「他人の不幸は、蜜の味」 でない人は、サイコパスの可能性がありますから、注意しましょう。