困ったときだけじゃない神頼み

神社参拝だけでなく、スピリチュアルな分野も使って開運する方法を紹介しています。

茅の輪くぐり

この時期になると、各地の神社で 「茅の輪」 が設置されます。

この輪をくぐることで、罪穢れが祓われ、御魂が清められるのです。

ただ単にくぐって参拝すればいいというものではなく、作法があります。

たいてい、茅の輪の横に掲げられていますから、参考にして下さい。

神社によって、少しずつ違いますが、共通している部分を紹介しましょう。

1、一礼してくぐり、左回りに一周する。

2、一礼してくぐり、右回りに一周する。

3、一礼してくぐり、左回りに一周する。

4、一礼してくぐり、神前に進んで参拝する。

左回りの時は左足から、右回りの時は右足から、最後は左足からくぐるとされているところもあります。

気にしなくてもいいと思いますが、聞いてしまうと、気になりますね。

くぐるときは、漠然と進むのではなく、唱える言葉があります。

水無月の 夏越の祓 する人は 千歳の命 延ぶと云ふなり ( みなづきの なごしのはらい するひとは ちとせのいのち のぶというなり )。 」

一周目はこの歌で、二周目、三周目は別の歌バージョンもあります。

また、簡単に、「祓え給え 清め給え 守り給え 幸え給え。」

もっと簡単に、「蘇民将来蘇民将来」 と繰り返してもかまいません。

蘇民将来 ( そみんしょうらい ) は、人の名前です。

茅の輪くぐりの元になった伝説の、主人公です。

神社によっては、一年中設置しているところもありますし、別の時期にしているところもあります。

お参りされた神社に茅の輪が設置されていたら、是非、くぐって下さい。

最後に、注意事項です。

記念にと、茅の輪をむしって持ち帰る人がいるようですが、絶対にしてはなりません。

茅の輪には、くぐった人の罪穢れが染みこんでいます。

大勢の罪穢れが染みこんだものを持ち帰ったら、どんな災禍厄難が降りかかるか知れません。

触れることも、避けましょう。