初詣は有名なお寺に、という人もいるでしょう。
明治になって神仏分離令が出るまで、神社と寺の区別は、あまりありませんでした。
その名残として、今でも鳥居が残っているお寺があります。
また、通常、神社にはない門がある神社もあります。
日本人にとっては、仏教の仏様も神道の神様も、どちらも「神様」 だったからですね。
さて、お寺には2種類あります。
先祖の霊を弔う「菩提寺」 と、お願い事をする「祈祷寺」 です。
初詣には、どちらに行ってもかまいません。
ただ、目的が違います。
菩提寺に初詣するなら、先祖の霊を弔い、御先祖様のおかげで今年も健やかに過ごせますように、と祈りましょう。
御先祖様にとっては、皆さんは可愛い子孫です。
正月早々、よく来てくれたと感動して、篤く御守護して下さるでしょう。
祈祷寺への初詣は、神社と同じです。
感謝と、具体的な願い事をすればいいでしょう。
弁天様や文殊様など、ピンポイントで御利益がありますので、お参りしやすいでしょう。
観音様や不動明王は、オールマイティーですから、何でも祈ると良いでしょう。
ただし、大きな使命のある人に観音様はメチャ厳しいですから、覚悟の上でお参り下さい。
徹底的に、鍛えて下さいます。
人生のステージアップを願う人は、観音様の御守護を受けられると良いですよ。
人の一生分の苦労を短期間で体験させて下さって、一気にレベルが上がりますから。