明日8月31日は、雑節の一つ「二百十日」 です。
立春から数えて210日目、言い換えると、立春の209日後にあたります。
二百十日は、二百二十日、八朔と並んで、農家の三大厄日の一つです。
この時期は、稲の穂が実って収穫間近なのですが、台風シーズンでもあります。
稲が風で倒されてしまうと収穫できませんから、風よけ祈願祭が行われます。
現実には、二百十日の日に強風が吹き荒れることは、少ないようです。
現代では、台風発生から進路まで、家に居ながらにして分かります。
いつ頃から影響が出始めるのか、どの程度のものなのか、事細かに分かります。
しかし、昔は台風が襲来するまで、分かりませんでした。
二百十日という日を定めて、この時期は、「強風が吹き荒れることが何度もある」 と、気を緩めないようにしていたのですね。
今年は、台風の発生は少ないですけど、これからがシーズンですから、対策を怠りなく。
備えあれば憂いなし。