方位盤で五黄が入る方角を「五黄殺」 といい、避けるべき凶方位となります。
この方位に移動すると、失敗、病気、貧乏などで、じわじわと不幸になっていきます。
これは、五黄殺が、腐る、崩れるなどの意味があるからです。
引っ越しの場合、11年半ほど不幸が続きます。
不幸の原因は、自分が持っている劫です。
劫が吹き出す五黄殺、ダジャレみたいですが。
持っている劫は、11年半かけて吐ききることになります。
その後は、新たな劫を積まない限り「不幸の素」 が無いので、開運します。
豊臣秀吉が、臨済宗の僧侶・安国寺恵瓊に指南されて、五黄殺の方位取りをしました。
それで苦労を重ねたわけですが、最終的に、天下を取りました。
だからといって、普通の人が五黄殺に引っ越しして天下を取れるかというと、それは分かりません。
天下を取るだけの力量と徳分が、備わっているかどうか。
支えてくれる人たちに巡り会えるかどうか、によります。
試してみますか。
思うに、20代前半で、気力、体力に自信があり、将来に大きな野望がある人に限りますが。
あらゆる不幸に苛まれますから、最悪の場合、自ら命を断ってしまいます。
それほど、辛い日々が続きます。
私の場合、幸いにして肉体的な劫が少なかったからか、大きな病気や怪我はありませんでした。
健康であったがゆえ、何を失っても、またやり直せるという気力が湧き上がりました。
それで、乗り切れたのだと思います。
11年半の間、辛抱する覚悟のある方は、実行して下さい。
ただ劫を祓うためだけでは勿体ないので、苦しみをトレーニングに変えましょう。
不幸を迎え撃って、学び、御魂を磨く機会に昇華しましょう。
引っ越しは、数十メートルの移動でも、凶作用が出てきます。
今年は、自宅から東南の方向60度の範囲です。