頬杖をついて物思いにふけっているように見える、如意輪観音。
如意とは、如意宝珠のことです。
如意宝珠は、思うままに智慧、財宝、幸福をもたらす珠です。
輪は、煩悩を打ち砕く法輪のことです。
この2つを手に持っている観音さまが、如意輪観音様です。
両手がふさがっているのに、頬杖 ?
実は、如意輪観音様の手は、六本もあります。
真言は、
「オン ハンドマ シンダマニ ジンバラ ウン」
観音様ですから、何でも聞いてくださいますが、特に智慧、財福、福徳授与、安産、延命の御利益があるとされています。
手が六本あるのは、六道全てに救済の手を差しのべられている象徴です。
ですから、安心して縋ってください。
自分を卑下している人も、罪悪感のある人も、遠慮なく、如意輪観音に祈りましょう。
真言を覚えて、一心不乱に唱えてください。
出来るだけ高速で、回数を気にせずに、唱え続けます。
しばらくすると、突然、空気が変わります。
静寂を感じたり、ふわっと暖かいものに包まれた感じがしたり、光の中にいる感覚を得たり、人それぞれです。
いずれも、如意輪観音様が来て下さった証です。
そこで、悩み事を相談して下さい。
答えは、第三者の口やテレビ、街の風景などで、ふと見たもの、ふと耳にしたことで、心に入ってきます。
是非、祈ってみてください。