人は誰でも、長所と短所を自覚しています。
長所は良いもので、短所は悪いものだと決めています。
あなたの長所は、本当に長所なのでしょうか。
また、あなたの短所は、本当に短所なのでしょうか。
サイコロは、見る方向によって、目の数が違います。
あなたの性質も、見る方向や見る人によって、異なって見えます。
そこに性質があるだけで、良いも悪いもありません。
同じ性質でも、対応する相手に心地よく感じさせたり、不愉快に感じさせたりはあります。
自分自身の感じ方で、好きだったり嫌いだったりもします。
受け取り方が違うだけのことです。
自分で短所だと思う点は、誰に何と言われようと短所だという考えは変わらないでしょう。
例えば、優柔不断だと思っている点を、「裏を返せば、慎重だということです。」なんて言われた時、頭で解っても心は否定します。
そういうものです。
短所だ、欠点だと自分で思っているのなら、それはそれで構いません。
しかし、それは悪いことなのだと、思わないでください。
「私は優柔不断である。」、と感じているだけなら構いません。
でも「優柔不断は、悪いことだ」、と決めつけるのは良くありません。
その他、自分の短所を考えた時、「〇〇は悪いことだ」と決め付けないでください。
「私は、ケチですよ。それがどうかしましたか。」
「私は人付き合いが悪いですが、何か ? 」
「気が短いですけど、そんなの普通でしょ。」
こんな感じでいましょう。
長所も短所も、全部含めて自分ですから。
自分を嫌う必要は、全くありません。