明日1日だけを指す場合と、立冬までの2週間を指す場合があります。
霜降は、明日1日だけを指すことがほとんどです。
七十二候は
初候・・・霜始降 ( しも はじめて ふる ) : 霜が降り始める。
次候・・・霎時施 ( こさめ ときどき ふる ) : 小雨がしとしとと降る。
末候・・・楓蔦黄 ( もみじ つた きばむ ) : もみじや蔦が黄葉する。
朝晩は、ずいぶん冷え込む様になりました。
霜の季節です。
霜といえば、易経の坤掛の「霜を踏みて堅氷至る」が思い出されます。
霜を踏む季節が過ぎれば、やがて厚い氷が張る寒い季節がやってくるという意味です。
そこから、災の小さな兆しが見えたら、やがて大きな災いがやってくるから対応する準備を怠るな、という戒めです。
こういうものは、知識として持っているだけでなく、実際に活用できてこそのものです。
とはいえ、災いなど滅多にあるものではありません。
なかなか実践の機会がないので、身に付きにくいものです。
「霜を踏みて堅氷至る」、「霜を踏みて堅氷至る」と、歩きながらぶつぶつ唱えていると、潜在意識に入って、必要な時に浮かんでくるかもしれません。
備えあれば憂いなし、です。
身に付ける努力をしてください。