「神社参拝は、真心さえこもっていれば自分流でも構わない。」なんてことはありません。
真心に加えて、正しい作法が大切です。
まず、参拝の前に、イメージの中でバーチャル参拝をして「◯月◯日、参拝いたします。」と、祈っておきます。
誰かの家を訪問する時、あらかじめ知らせておくと、向こうも準備ができていて、暖かく迎えてくれます。
神様に対しても同じようにする、その心が真心です。
そして、参拝するときの服装に注意してください。
正装とまではいかなくても、きちんとした服装で参拝しましょう。
参拝の手順については、テレビのバラエティ番組でも、よく取り上げられていますから、ご存知の方も多いでしょう。
鳥居を潜る前に一礼する、参道の真ん中を歩かない、手水で手と口を清めるといったことです。
手水の正しい作法もありますが、コロナ騒動があって以来、多くの神社の手水舎から柄杓が撤去されました。
そのような神社では、ちょろちょろ流れ落ちる水を、直接手に受けて清めます。
神前では二礼二拍手一礼をしますが、これを正式な作法としたのはGHQです。
それ以前は、好きなように手を叩いていました。
だいたいは、神主に合わせていたようですが。
戦後70年以上経って、二礼二拍手一礼が定着しましたから、そうしてください。
ただ2回柏手を打ってから祈るよりも、見た目もいいし、自分もその氣になれます。
鈴のある神社では、賽銭を入れてから鳴らすのか、鳴らしてから賽銭を入れるのか。
これは、どちらでも構いません。
帰る時は、鳥居を潜ってから振り返って一礼します。
このように形を整えると、氣持ちも整い、ちゃんと参拝できた満足感もあります。
まずは、作法を身につけてください。