明日3月17日から、春のお彼岸です。
日本人の大多数は、「彼岸といえば墓参り」のイメージでしょう。
彼岸は仏教用語で、「悟りの境地」のことです。
私たちは、悟りに至るための修行「六波羅蜜・六度万行」を行います。
これは悟るまで行うものですが、春と秋の年に二回のお彼岸で、六波羅蜜を確認するのです。
六波羅蜜は、中日を挟んで六つの修行です。
初日の修行は、布施です。
布施は、他人に施すことです。
もっと軽く、他人に親切にすると考えて良いでしょう。
風の時代は、修行にそぐわない時代です。
布施行も、頑張って行ってはいけません。
自分を犠牲にすることなく、他人に親切にしましょう。
とはいえ、親切にすることも勇氣が要ります。
頑張って勇氣を出す必要はありません。
人に優しい眼差しを向けるだけで、布施です。
微笑みかけることができたら、それも徳積みです。
無理しないで、「無財の七施」から始めてください。
もう一つ。
彼岸の中日に当たる3月20日・春分の日は、占星術で「宇宙元旦」と呼ばれています。
元旦とは元日の朝のことですから、正確には「宇宙元日」というべきなのでしょう。
こういうものは、最初に言ったもの勝ちで、スピ界隈では「宇宙元旦」が定着しています。
それはさておき。
春分の日が宇宙元旦なら、今は宇宙年末です。
年末には大掃除をしますが、宇宙年末では、心の大掃除をしましょう。
自分を苦しめている信じ込みを捨てるのです。
信じ込みは、常識として心に刻み込まれています。
常識を捨てる工夫をしてください。
大富豪でもある「塾長」は、金持ちの常識は一般人の常識の真逆だ、とおっしゃっています。
スピ界隈では、地球の常識は宇宙の非常識、宇宙の常識は地球の非常識、と言われています。
幼少の頃から刻み込まれてしまった常識は、あなたの苦しみの元になっているはずです。
思い切って、捨ててください。
そして、清々しく宇宙元旦を迎えましょう。