易経・「坤」 初六に
「霜を踏みて堅氷至る」 とあります。
初めて霜を踏む季節ともなれば、やがて堅い氷の張る時がやって来ることを予想すべきだ、との戒めです。
主に、悪いことに使われます。
小さな兆候を見逃していると、大きな災難を被ることになると。
私達は、兆しに気付く力を、日頃から養っておくべきです。
兆しは、目に見えるものの時もありますし、臭いや皮膚感覚、あるいは直感・ふとした感覚の場合もあります。
それらに気付いて、いち早く対処することで、身を守ることができるのです。
自分だけでなく、家族など大切な人も、守ることができます。
気付く力を付けるには、まずは、瞑想です。
1日に一度、5分程度でも良いので、心を静めましょう。
これで、感度が良くなります。
次に、「無視しない」 ことです。
「なんとなく~の気がする」 時、気のせいだと無視してはいけません。
それは、守護霊や先祖霊、高次の自分 ( ハイヤーセルフ ) 、未来の自分からのメッセージ・警告である可能性があります。
神仏や守護霊、御先祖様に日頃から親しんでいると、さらに受け取りやすくなります。
直感に従って用心し、それで何も起きなかったとしても、それはそれで良しとしましょう。
ふとした感覚を「気のせいだ」 として、押し込めてしまうのが一番いけません。
「霜を踏みて堅氷至る」
心に留めておいて下さい。