とはいえ、「春ですね」 とは、とても言えませんね。
体感的には、真冬です。
でも、見えないところで、春が始まっています。
七十二候は、
初候・・・東風解凍 ( はるかぜ こおりを とく ) 、東風が厚い氷を溶かし始める
次候・・・黄鶯睍睆 ( うぐいす なく ) 、鶯が山里で鳴き始める。
末候・・・魚上氷 ( うお こおりを のぼる ) 、割れた氷の間から魚が飛び出る。
暖かい春は、もうすぐです。
これは、禅寺の門に掲げる習慣がありました。
いつしか、一般家庭でも、その御札を授かってるようになりました。
この御札を玄関に貼っておくと、入ってきた鬼が出て行くそうです。
この4文字は、全て左右対称です。
紙に縦書きすると、裏から見ても同じです。
入ってる時にこの御札を見た鬼が、反対側から見て、「あれ、この家に入ってなかったっけ。」 と、勘違いして出て行ってしまいます。
ここで、もう一回振り返ったら、また、戻ってきてしまうのでしょうか。
鬼が何度も振り返って、玄関で行ったり来たりしているという滑稽な光景を、イメージしてしまいました。
おまじないですから、自分で書いて貼っておいてもいいでしょう。
さあ、辛丑年が始まりました。
大いに盛り上がっていきましょう。