明日四月八日は、お釈迦様の誕生日です。
それを祝う「花祭り」 が、全国の寺で開かれます。
実際には、生まれた年さえ諸説ありますから、誕生日は正確ではないでしょう。
それはともかくとして。
仏教の行事として、「灌仏会」、「仏生会」 とも呼ばれています。
というより、日本では花祭りよりも「灌仏会」 のほうが先ですが。
日本では、平安時代、西暦840年に「灌仏会」 が行われました。
釈迦誕生の祝いの儀式としては、西暦606年に開かれています。
これは、聖徳太子の時代です。
「花祭り」 と呼ばれるようになったのは、明治になってからです。
ということで、お釈迦さまの誕生祝いは、日本では1400年の歴史がある行事です。
日本のクリスマスの歴史が470年ほどですし、日本は仏教徒が多いですから、花祭りの方が盛大であってしかるべきでしょう。
しかし、クリスマスを知らない人はいなくても、花祭りを知らない人が沢山います。
花祭りでは、商戦にならないからでしょうか。
もう少し、一般的になったらいいのにと、思います。
お寺では、花で飾った釈迦如来像に甘茶をかけます。
明日は、お祝いしましょう。