京都市上京区にあります「護王 ( ごおう ) 神社」を、紹介しましょう。
主祭神は
和気清麻呂公命 ( わけのきよまろこうのみこと )
和気広虫姫命 ( わけのひろむしひめのみこと )
創建年は定かではありません。
天皇位を狙った僧・道鏡に疎まれた清麻呂公は、脚の腱を切られて九州に流罪となりました。
道鏡は、刺客を送って清麻呂公を無きものにしようとしましたが、霊猪が大群で現れて、清麻呂公を救ったそうです。
それに因んで、この神社では霊猪に祈願する「座立亥串 ( くらたていぐし ) 」という、独特の祈願方があります。
これは、授与所にて亥串を2本授かり、1本には名前と願い事を書いて、境内の願掛猪前に立てます。
もう1本は、自宅に持ち帰って、神棚にお祀りします。
また、この神社には、猪に因んだお守りも各種、揃っています。
面白いのは、「職難御守護」と「官職御守護」のお守りでしょう。
職難とは、仕事上のトラブル、パワハラやセクハラなどですね。
職場のハラスメントは、マスコミで取り上げられ様になっても、減る気配がありません。
困っていらっしゃる方は、是非、授かってください。
郵送もOKです。
官職御守護は、公務員向けです。
清麻呂公も、今で言えば公務員でしたから。