「自分のために、自分を幸せにする」と言えば、「そんなの、当たり前じゃないか」と反論される方もいるでしょう。
でも、当たり前じゃないんですね。
「自分が幸せでないと、他人を幸せにすることはできない」と、よく言われます。
実際、不幸な人が他人を幸せにできるわけがありません。
自分が不幸だったら、親、配偶者、子や孫、恋人などに世話にならなければならないでしょう。
そこから、大切な人の幸せのために、まず、自分が幸せにならなければならないと考えてしまいます。
この考え方では、「自分の幸せは、他者のための幸せであり、義務である」となります。
そもそも、幸せとはなんなのでしょう。
幸せは、感覚です。
何を幸せと感じるかは、人それぞれです。
物質的なものを得る・所有することに幸せを感じる人は、多いでしょう。
美味しいものを食べることが幸せ、という人も多いですね。
いろいろなことを体験することに幸せを感じる人もいます。
他人のために尽くすことが幸せだと感じる人もいます。
それも、相手に褒められたいとか、感謝されたいとかいう承認欲求ではなく、ただ尽くすことが幸せな人です。
その他、幸せの種類は人の数だけあるでしょう。
いずれにしても、心が満たされれば幸せです。
ですから、他者の幸せのために行動する前に、自分自身を満たしてください。
自分を飾り、自分を褒め、自分を愛し、自分を大切に扱うのです。
大切な人にしてあげたいと思っていることを、自分にもしてあげてください。
全人類の幸せの第一歩が、自分自身の幸せです。
大袈裟ですが。