「神様に守られている」という実感があったら、安心です。
菅原道真の歌「心だに まことの道にかなひなば いのらずとても 神やまもらむ」を、ご存知の方も多いでしょう。
誠実な心で、誠実な行いをしているのなら、祈らなくても神様は守ってくださる、くらいの意味です。
あなたが誠実なら、祈っていなくても神様は守ってくださっています。
誠実ではないと自覚しているなら、祈りましょう。
日本の神様は、先祖の先祖の大先祖です。
西洋の神様のように、遠くにいる恐ろしい存在ではありません。
自分のおじいちゃん、おばあちゃんに甘えるように祈って良いのです。
大切なのは、素直であることです。
綺麗事を祈るのではなく、心の内を意に乗せるのです。
人に不平や、不満や、愚痴を話すと、聞かされる人はとても不愉快です。
神様も、もしかしたら不愉快かもしれませんが、神様ですから、人間よりも器が大きいでしょう。
ちっぽけな悩みを聞かされたくらいで、どうってことありませんよ。
目の前に、人間の姿をした神様がいて、聞いてくださっているイメージを持って、ありったけのことを祈ってください。
優しいおじいちゃん、おばあちゃんに、話を聞いてもらっている感じです。
鹿島神宮の武甕槌神様は、武の神様ですけど、同じように祈ってください。
木花開耶姫様は、美しい女神様ですが、同じように祈ってください。
あなたは、もし可愛い子犬がじゃれついてきたら、優しく抱き上げるのではありませんか。
うるさいと言って、蹴飛ばさないでしょう。
神様から見れば、私たちは子犬みたいなものです。
神様に抱き上げてもらって、守っていただきましょう。