土の時代から風の時代になり、世の中の流れが早くなりました。
大きな権力にヒビが入り始めたのも、時代の流れです。
思い当たるところですと、大手芸能事務所、大物芸人、自動車会社、有力政党や国会議員などでしょうか。
この傾向は、ずっと続くでしょう。
今後、栄えていたものが落ちぶれる代わりに、今まで日の目を見ることができなかったものが、脚光を浴びるでしょう。
悲喜こもごもですが、昇るのも、堕ちるのも、結局は自分が出したものを受け取った結果です。
あるいは、与えたものを受け取った結果です。
他人を幸せにしてきた人は、幸せを受け取ります。
他人を不幸にしてきた人は、不幸を受け取ります。
良きものを沢山与えてきた人は、良きものを沢山受け取ります。
多くのものを奪ってきた人は、より多くのものを奪われるでしょう。
ただ、タイムラグがあります。
良きものを出した時、出してから受け取るまで、待てるかどうか。
待てずに、「あれは無駄だった」、「騙された」、「期待が外れた」、「やっぱりダメか」みたいな想いが湧き上がると、それが返ってきます。
道路のゴミを拾ったり、コンビニ募金をしたりは、徳積みですから積極的にやっていただきたいのですが、続けるのは難しいでしょう。
これら陰徳は徳分は大きいのですが、相手から直接感謝されないので、氣持ちが折れてしまいます。
それで余計に、無駄だったなどと思ってしまうのです。
その様な方は、まず、目の前の人を喜ばせることから始めましょう。
家族や親戚、友人などから始めて、地域の人、赤の他人と広げていきます。
目の前の人から「ありがとう」と言われると、嬉しいでしょう。
これは、陽徳です。
嬉しい分だけ徳の量は減りますが、氣持ちが続きます。
喜んでもらえたら、また、やってあげようと思えるし、実際に、やってあげるでしょう。
出したもを受け取るのですから、どんどん与えてください。
計算尽くではなく、真心を込めて与えたら、一層、喜んでもらえますよ。