明日4月8日は、お釈迦様の誕生を祝う日です。
4月8日が誕生日かどうかは、わかりません。
お釈迦様は、紀元前624年に生まれたそうですが、諸説あります。
花まつりは、クリスマスと同じようなものですね。
日付がいつであれ、お釈迦様がこの世に生まれてきてくださったことに、感謝しましょう。
悟りを開かれた後、それを独り占めしないで、弟子を育て、あちこち旅をしながら教えを広めてくださったのです。
お釈迦様は、旅先ででセミナーを開き、大勢を導きました。
そのセミナーや、弟子に対する言行を文字にしたものが、いわゆる「お経」です。
お経を、「死者を成仏させるための呪文」みたいに思っている人が多いでしょう。
亡くなった人にお経を読んであげても、おそらく、理解できないのではないでしょうか。
お経では、生きるための指針や、考え方の工夫、物事の捉え方などを、たくさんの例を挙げながら解説されています。
ですから、日本語訳を読んで勉強しないと、意味がありません。
仏教の宗派の中には、経典をパラパラめくっただけとか、お経が書かれた円筒をクルクル回しただけで、読んだことにしているところがあります。
その時間を、読んで学ぶことに使った方が良いのではないかと、私は思います。
それはともかくとして。
イエス・キリストが中東から行方不明になっている期間、インドで仏教を学んでいたという説があります。
お経の日本語訳を学べば、仏教は、宗教というより哲学だとわかるでしょう。
教えを残してくださったお釈迦様に感謝しつつ、少しでも、仏典に触れてみて、人生の糧としてください。