昔は、不幸な人、不運な人が宗教団体にすがりました。
ちょっと前は、寂しい人が仲間を求めて、宗教団体に入りました。
このあたりまでは、宗教団体として、ちゃんと役割を果たしていたと思います。
現在は、様子が違います。
団体側は、「○○教」 とは名乗りません。
具体的に名前を挙げるのは、差し控えます。
めったやたらに裁判を起こすところも、あるようですし。
近頃の教祖サマは、「○○先生」 と呼ばせています。
宗教的な装束を纏わず、スーツを着たりしています。
信者集めは、もっぱら、イベントです。
無料占いコーナーから、引きずり込むこともあります。
入信ではなく、入会です。
宗教色を一切排除していますから、入った本人も気づかない。
暫くすると、すっかりのめり込んで、抜け出すことが難しい状態になってしまいます。
セミナー、神事、開運グッズ、本、DVDなど、出費がかさみますが、本人は幸福感に浸っています。
早めに家族が気づいて、連れ戻すことが出来ると良いのでしょうけど。
なかなか、難しいようですね。
団体内でカップルになり、結婚することもあります。
生まれてくる子供は、生まれながらに信者ですから、可哀相ですね。
そういう星の下に・・・、と考えることも出来ますが。
至って普通の人が引っかかってしまいますから、自分がそうならないよう、注意しましょう。
もちろん、身内も。