御魂を傷つけないために、考え方の工夫をしましょう。
ということを、昨日書きました。
大量の読書で、いろいろな物語を頭にストックすることで、それが可能になります。
伝記には、思いも寄らない試練をくぐり抜けた体験談があったりしますから、それと比べて 「まだまだ、やれるぜ。」 と、思うこともあるでしょう。
心の柔軟性を養う方法は、もう一つあります。
それは、肉体の柔軟性を養うことです。
心と体は、自分が考えている以上に、密接に関連しています。
以前は、「脳が司令塔として、身体の各部分に命令している」 と、考えられていました。
現在は、脳を含めた身体の部位同士が、互いに情報のやり取りをしていると分かっています。
身体を柔らかくすれば、心も柔らかくなるのです。
膝を伸ばして前屈したとき、指先が地面に付かない人は、頭が固いと言えます。
お風呂上がりなど、身体が温まっているときに、ストレッチをしましょう。
夜は、後は寝るだけですから、ゆっくり伸ばす 「静的ストレッチ」 です。
日中、運動する前には、反動を付けてやる 「動的ストレッチ」 をしましょう。
これは、膝の屈伸とか、いわゆる柔軟体操ですね。
運動前に静的ストレッチをすると、パフォーマンスが下がりますし、怪我の元にもなりますから、運動前は、動的ストレッチです。
体力に自信がなければ、これだけでもかまいません。
徐々に、増やしていきましょう。
身体が柔らかくなるにつれ、物事を多面的に見ることが出来るようになります。
どんな出来事に遭遇しても、心が折れることがないよう、柳の枝のように柔軟な精神を涵養しましょう。