正月休みの間に今年の目標を立てた方は、実行してますか。
殆どの方は、止めてしまっているでしょう。
そういうものです。
人は、本能的に変化を嫌います。
本能は、現在、無事に生きていられるのだから、変化する必要は無いのだと、主張します。
状態が悪くなるリスクは、犯すべきではないと判断します。
それが、進歩発展を目指すものでも、同じです。
人は誰でも、心の底では、今の状態でいたいのです。
傍から見たら可哀相な状態にいたとしても、本人は、変化に抵抗します。
誰でも入りたくない、とある矯正施設に収監されていた人の話ですが、そこは、彼にとって居心地がよかったそうです。
食事も、労働も、風呂も、就寝も、ただ命令に従っていればいいから、楽だったと言います。
住めば都と言いますが、人は、その場に馴染んでしまうと、抜けるのは難しくなってしまいます。
雨露が凌げて、暖かい布団で眠り、温かい食事を存分に食べられる環境であれば、変化はリスクです。
年頭に誓い立てても、潜在意識に届きません。
ですから、今年も三日坊主で終わってしまった、継続できない私はダメな人間だ、なんてことを、思わないで下さい。
それが、普通なのですから。
誓いを立てると、「ねばならない」 という気持ちが前提になります。
これは、意に反することを自らに強制することですから、苦痛です。
苦痛は、3日我慢するのが、限度でしょう。
でも、三日坊主を122回繰り返せば、1年になります。
新たな誓いでもいいし、同じ誓いでもいいですよ。
これを続ければ、一年後は、全くの別人に成長しているでしょう。
そして大晦日には、「よく頑張ったなぁ」 と、自分を褒めてあげましょう。