新しい月が始まり、氣分よく過ごせていますか。
今月も風に乗って、スイスイいきましょう。
さて、本日の話題です。
罪穢れを祓っていただける神事が、年に二回、神社で行われます。
そのうち、6月末に行われるのを「夏越しの大祓」と言います。
大祓神事は、全ての神社で行われるものではありませんが、一宮クラスの大きな神社では、必ず行われます。
今月中旬頃から境内に茅の輪が設置され、私たちはそれを潜ることで、罪穢れを祓っていただけます。
さらに、人の形に切り抜いた半紙「人形 ( ひとがた ) 」に名前を書きます。
人形は、月末の大祓神事でお焚き上げされて、さらに多くの罪穢れを祓っていただけます。
罪穢れは重荷となって、人生にのしかかります。
それは、不運や不幸の素です。
罪といっても刑法犯罪だけではありません。
人や自分自身の御魂を傷つける行為は、神道では罪になります。
自己犠牲は罪です。
また、御魂磨きを怠るのも罪になります。
このように、悪いことをしている意識がなくても、他人を痛めつけていなくても、罪になることがあるのです。
罪の自覚がなくても、知らず知らずのうちに犯してしまう罪が、神道にはあるということです。
次に穢れです。
これは、体が汚れていることではありません。
言霊で「穢れ = 氣枯れ」となり、氣持ちが枯れている状態、がっかりしている状態です。
大切な人を亡くした時、期待を裏切られた時、だれでもがっかりします。
一度も、そんな経験が無いという人はいません。
身内を亡くすことは、そう、頻繁にあることではありませんが、自分にがっかりすることは、よくあるのではありませんか。
努力が報われなかっ時、ケアレスミスをした時、やると決めたことをやらなかった時などです。
せっかくの天赦日を有効に使えなかったと後悔している方も、同じことが言えます。
あれやこれやで、半年もすれば御魂は擦り傷だらけなにり、汚れもたくさんついていることでしょう。
傷つき汚れた御魂をピカピカにしていただけるのが、人形です。
大祓神事は、年に二回の貴重な機会ですから、逃すことなく、開運につなげてください。