あなたは、差し出されたお礼を、氣持ちよく受け取っていますか。
品物だと、まだ受け取りやすい思いますが、現金の場合、遠慮してしまうのではありませんか。
よく、「すいません、ではなく、ありがとうと言いなさい」と、言われます。
受け取る時に「すいません」といってしまうのは、相手に対して、氣を使わせて申し訳ない氣持ちの表れです。
相手に対する思いやりですから、「すいません」と言ってしまうのは性格の良さゆえのことです。
ですから、それほど氣にしなくても良いでしょう。
差し出す側は、「すいません」と恐縮されるよりも、「ありがとう」と受け取ってもらえた方が嬉しいですが。
さて、問題は現金です。
現金を受け取るのが苦手なのは、相手に損をさせているのではないかと考えるからです。
相手に対して貢献したことで、相手はお礼に現金を差し出しているのです。
相手は、受け取ってもらえると嬉しいのです。
逆に拒否されると、悲しい氣分になる人もいるでしょう。
拒否されたら、あなたに「借り」を作ったのと同じです。
その後ずっと、負い目を感じて生きていくことになります。
中には、「良かった」と安心する人もいるかもしれません。
その場合は、金額が多過ぎたと自覚しているのでしょう。
普通は、お礼をした後に「損した」と思うほどの額は包みません。
お礼として差し出された現金は、喜びを全面に出して受け取ってください。
受け取ることで相手は安心し、次に困った時に、助けを求めやすくなります。
今まで現金の受け取りを拒否してきた方は、喜んで受け取ることは難しいでしょう。
心苦しく感じても、受け取ってください。
そこで、考え方の工夫です。
「受け取ることは徳積み」
「天に代わって差し出してくれている」
「神様がくださった御褒美だ」
など。
何事も、練習次第で上手くなります。
受け取り上手になって、更なる幸運を呼び寄せてください。