イソップ寓話の「アリとキリギリス」は、将来の備えの重要性を示した教訓の物語です。
( 「アリと甲虫」「セミとアリたち」 )
あなたはアリですか、キリギリスですか。
多くの方は、アリと答えるでしょう。
夏の間、アリはせっせと働いて食べ物を蓄え、キリギリスは歌って遊んでいました。
冬になって食べ物がなくなった時、キリギリスはアリに助けを求めましたが、拒絶されて死にました。
というのが、一般的に知られているものです。
最近では、「助けを求めたキリギリスが食べ物を分けてもらい、反省して次の夏から働くようになった。」みたいな、めでたしめでたしの結末に改ざんしているようです。
これは、カチカチ山など、他の童話にも見られることです。
日本人の劣化の証と、私は捉えていますが、いかがでしょう。
それはともかくとして。
現実には、キリギリスに当たる人が、アリから備蓄を奪うことになりそうです。
震災に備えて備蓄をと、政府もマスコミも訴えていますが、いったい、どれほどの人が備蓄をしているでしょうか。
「とりあえいず3日間は生き延びられるように」と用意した非常持ち出し袋を持って避難所に行くと、水や食料を持ってきたのは自分だけ。
なんてことは、あり得ます。
その状況で、自分と家族だけ飲み食いできますか。
求められたら、分け与えるはずです。
家族3日分の食料や水は、一回で消えてしまいます。
また、石油が入ってこなくなって、今後、多くのものが欠乏するでしょう。
十分に備蓄している人が誰か一人にでも分け与えたら、あっという間に噂が広まり、大勢が奪いにくるでしょう。
暴力的ではなく、情に訴えて。
また、移民が増えた今、非常時に、かつてのような分かち合いは難しいと思われます。
力による略奪が増えるでしょう。
日本でも、辛抱して蓄えてきたアリは略奪され、キリギリスは、アリから奪って生き延びる。
そんな未来がやってきそうです。
その可能性も頭の片隅に入れておくべきでしょう。
本日も、お読みいただき、ありがとうございました。
明日も、楽しい1日をお過ごしください。