意識を主体とすると、思考、感情、身体パートナーだ、という説に基づいて説明しています。
この三つの中で、思考が上位に来ます。
つまり、思考で感情と身体をコントロールできる、ということです。
感情をコントロールすると言っても、怒らないようにするとか、悲しまないようにするなんてことは、まず、無理です。
マイナスの感情は、人として、あるいは生き物として、必要となる場合があるからです。
怒りや恐怖は、身を守るためには必要不可欠です。
これらの感情は、身の危険がない時でも、湧き上がってきます。
その時に、無闇に攻撃的になったり、成すべき事を放棄したりしないように、コントロールする必要があります。
ただし、前にも書きましたが、押し込めてはいけません。
まず、受け入れた上で、処理します。
この、受け入れるという行為が、思考によるものです。
意識が気付き、思考 ( 理性 ) で受けいれます。
思考を鍛えるために、普段から頭を使って下さい。
最近の日本人は、頭を使わなくなりました。
近頃は、マスコミの言うことやSNSで流れてきたことを、そのまま信じてしまう人が多いようです。
多くの人は、全く疑問を持たずに、鵜呑みにしてしまいます。
違和感みたいなものを、感じないのでしょうかね。
「思考」 というパートナーを、蔑ろにしているわけです。
これでは、感情の赴く間に行動してしまうでしょう。
そしてそれは、ネガティブの事柄が、圧倒的に多いのです。
良かろうはずがありません。
頭を使う癖を、付けましょう。
テレビでコメンテーターの発言を聞いた時、本当なのだろうか、根拠は何なのだろう、など考える練習をして下さい。
感情で失敗しないために、思考と仲良くしましょう。